今度こそ、“親舊(ちんぐ)”の謎が解けた?!
そもそものところで!
これまで「ちんぐ」のお二人のわちゃわちゃを見ながら、「ちんぐ」について考察してきたのですが…
久しぶりのプンソ団登場!(3)
久しぶりのプンソ団登場!(2)
久しぶりのプンソ団登場!(1)
そもそものところで、重大な「問題」に気づいていませんでした!
中国語に「親舊」という単語はあるのか?
そうなんです。
「文字」ばかりに注目していたのですが、そもそも「中国語」に「友(情)」の意味を持つ「親舊」という「単語」があるのか、ないのか。
…地下鉄の改札に入る時に気づいたもので、スマホで調べたキャプチャーを貼ってみました。
あ、ありました(;^ω^)
現代漢語大詞典(上海辞書出版社)
[亲旧] 犹亲故
ありました(;^ω^)
中日大辞典(大修館書店)
[亲旧] ⇒ [亲戚就旧]:親戚知人:文語では略して[亲故],[亲旧],[亲知]ともいう
あるやないかい(笑)
しかも[亲故]の発音は、「ちんぐ(ぅ)」(笑)
韓国に渡った古漢語の名残なのか?
つまり、私の疑問「韓国語の“ともだち”は、なぜ『舊』の字を使うのか?」は、着眼点は良かったけれども、そもそも「親舊」が中国語で「ともだち」という意味の単語だった、という結果となりました。
現代中国語での「親旧(舊)」は「古い(長い/つきあいの)友だち」というニュアンスになっているようですが(現代中国語での「友だち」は一般的に「朋友」を使います)、韓国語では、「親舊」=友だち がそのまま現代に残り、今も使っている…ということが推察されます。
日本語と中国語と韓国語は歴史的に見ても深い関係があるようで、こんな風に「単語」を比べてみると、とっても面白いです。