「推し」を語りながら、隙間時間でゆるっと「マルチリンガル」のすすめ

「推し」(主にKポ)を語りながら隙間時間でゆるっとTOPIK2に挑戦するアラフィフ元中国語通訳者のつぶやき

今度こそ、“親舊(ちんぐ)”の謎が解けた?!

そもそものところで!

 

これまで「ちんぐ」のお二人のわちゃわちゃを見ながら、「ちんぐ」について考察してきたのですが…

 久しぶりのプンソ団登場!(3)
久しぶりのプンソ団登場!(2)
久しぶりのプンソ団登場!(1)

 

そもそものところで、重大な「問題」に気づいていませんでした!

 

中国語に「親舊」という単語はあるのか?

 

そうなんです。

「文字」ばかりに注目していたのですが、そもそも「中国語」に「友(情)」の意味を持つ「親舊」という「単語」があるのか、ないのか。

 

…地下鉄の改札に入る時に気づいたもので、スマホで調べたキャプチャーを貼ってみました。

 

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あ、ありました(;^ω^) 

 

 現代漢語大詞典(上海辞書出版社)

[亲旧] 犹亲故 

 

ありました(;^ω^)

 

中日大辞典(大修館書店)

[亲旧] ⇒ [亲戚就旧]:親戚知人:文語では略して[亲故][亲旧][亲知]ともいう

 

あるやないかい(笑)

しかも[亲故]の発音は、「ちんぐ(ぅ)」(笑) 

 

 

韓国に渡った古漢語の名残なのか?

つまり、私の疑問「韓国語のともだち”は、なぜ『』の字を使うのか?」は、着眼点は良かったけれども、そもそも「親」が中国語で「ともだち」という意味の単語だった、という結果となりました。

 

現代中国語での「親旧(舊)」は「古い(長い/つきあいの)友だち」というニュアンスになっているようですが(現代中国語での「友だち」は一般的に「朋友」を使います)、韓国語では、「親」=友だち がそのまま現代に残り、今も使っている…ということが推察されます。

 

日本語と中国語と韓国語は歴史的に見ても深い関係があるようで、こんな風に「単語」を比べてみると、とっても面白いです。